長く連れ添ったパートナーが、ふとした瞬間に見せる変化――

それは、日常の延長線上では捉えきれないサインかもしれません。

私たち探偵が日々接するご相談の中でも、近年増えているのが40代・50代の浮気案件です。

この年代の浮気には特徴があり、それは単なる「恋愛感情」ではなく、“非日常”への欲求が強く関係しています。

結婚生活が安定し、家庭や仕事に一定の落ち着きが出るこの年代。

人は「このままでいいのだろうか」と無意識に現状を見直すタイミングに差しかかります。

外の世界がいつしか魅力的に映り、「誰かに求められている」という感覚が新鮮な刺激として心に入り込むのです。

ですが、その関係は一時的な逃避に過ぎないことがほとんど。

やがて後悔を生み、信頼や家族との関係に深い傷を残すことにもつながりかねません。

浮気に気づいたとき、感情的になるのは自然なこと。

しかし一方で、冷静に状況を把握する力が、何よりもご自身を守ることになります。

「疑う前に、知る」。それが、真実に向き合う第一歩です。